本当の原価計算の世界
原価計算の基礎知識と構築・運用ノウハウ 三恵社 (2025年4月)
第1章 原価計算の目的
第2章 原価計算の概要
第3章 原価計算の種類
第4章 原価計算の手順と方法
第5章 原価計算を支える在庫管理の仕組み
第6章 原価計算の構築ポイント
第7章 原価計算のアウトプット
第8章 原価計算システムと周辺システム
第9章 原価計算の運用負荷
第10章 生産管理と原価計算
第11章 財務会計と原価計算
第12章 原価計算の勘定モデル
第13章 原価管理と原価計算
第14章 グループ経営のための原価計算
付録 原価計算規程サンプル
原価計算に関する他の書籍との相違
◆ 本書は入門書ではありません。実践を学びたい方が入門書の次に読むこ
とを想定しています。しかし、急に高度な内容にならないように、基礎内容
を起点に少しずつ高度な内容になるように整理しています。
◆ 生産、会計、システムの3つの局面が融合したものが原価計算です。会計
(工業簿記)中心の説明ではなく、3つの局面を意識した説明をしています。
◆ 多くの実践経験から感じ、考えた、広くて深い事象を体系的に整理してい
ます。これが「本当の原価計算の世界」です。
◆ 原価計算の目的を実現するためには、原価計算の種類の特性の理解が
必要です。これが理解しやすいように体系的に整理しています。
◆ 原価計算の手順は、費目別計算→部門別計算→製品別計算であります
が、文章中心の説明では理解が難しいので、手順をイメージ図で説明して
います。(特に標準総合原価計算では、計算の流れが2つあり、理解が難し
いため、イメージ図が有効です。)
◆ コンサルタントであれば、安易に公表したくない重要なノウハウを惜しみな
く開示しています。
◆ 1章から順番に読まなくても、章毎に何らかの学び・気づきがあるように記
述しています。
◆ 原価計算に関する誤った定説や誤った思い込みが多数あります。方向性
を間違えるリスクがあるので、重点的に説明しています。